VRChat初心者案内メモ(2023/04/03)

 

はじめに

私は自分がVRChatを始めて最初に訪れた「[JP]Tutorial world」(以下、JPT)での出来事を鮮明に覚えている。人と交流したくてVRChatを始めたけど、見ず知らずの人に話かけるのは怖いと思って、人を避けるようにJPTの広場で立ち尽くしていた私に、とあるユーザーが声をかけてくれ、その場にいた他のユーザーに初心者案内をお願いしてくれた。そしてその初心者案内の中で多くの優しい人と出会い、様々なワールドを巡ったことで、VRChatを心の底から楽しいと思えたからこそ、今もこうしてVRChatを続けることができている。

だが、他方で、JPTで荒らしに嫌がらせされたり、出会い厨に遭遇したりして、せっかくVRChatを始めたのに、嫌な思いをしてやめてしまった人の話を聞くことがある。

そこで、こうした悲しい出来事を少しでも減らすために、今度は自分が初心者案内をしようと思うようになった。

今回の記事では、私が初心者案内をするときに心掛けていることや工夫していることを共有しようと思う。このメモのやり方が正しいわけでもないし、私も今後ブラッシュアップしていくつもりであるが、もし今初心者案内をしている方やこれからしてみたいと思う方の何かの参考になれば幸いである。

まずは声掛け

まず、JPTを巡回し、ワールドの壁を一生懸命読んでいるvisitorかnew userがいたら声をかけてみる。声のかけ方は以下のようにしている。

こんばんは~!初めましてdaredemonaiと申します。お名前の呼び方は〇〇さんで間違いないでしょうか?もしかして、始めたばかりの方かな、と思って声をかけたのですが、ご迷惑ではなかったですか?

言い方や内容は色々あるが、柔らかく丁寧に接していればとりあえず問題ないだろう。このとき、ボイスチャットによる返事がなくとも、ボイスチャットが使えるかどうかを確認した方がいい。もし相手がボイスチャットを使いたいのに声が入らない場合は、ミュートになっているか、マイクの入力デバイスに違うものが選択されている可能性が高いので、そのあたりを確認しよう。ボイスチャットを使わない方であれば、チャットの使い方を教えると良いだろう。

なお、声をかけても無視されたり、怖がって他のワールドに移動されたりすることもあるが、見ず知らずの人に話かけられるのは普通に怖いことだと思うので、あまり気にしないほうがいい。

また、声掛けについてだが、既に他の人が声掛けしていたり案内しているときには、無理に声をかける必要はないだろう。そこで私はJPTを巡回するとき、人数の少ないインスタンスから攻めている。これは、人数の少ないインスタンスのほうが、誰にも声をかけられずポツンと放置されているvisitorさんが多いからである。

案内開始

初心者だと分かったらいきなり案内開始...とはならない。初心者さんによっては一人でじっくり説明を読みたい人やすでに誰かに案内をされていて、JPTに来たのは操作の確認のためだったりするからだ。

そこで、案内をする前に、案内が必要かどうかの確認は必ず取るようにしよう。ただし、自分で説明を読みたいという方であっても、最初のsettingsだけは一緒に確認してもいいかもしれない。

また、案内をしてほしいと言ってくれる方も、翌朝にお仕事があったり、別の予定が入っていたりした場合、案内する時間がそんなに取れないことがある。その場合、案内にどれくらいの時間がかかるかを伝えたうえで、説明の途中で抜けて貰って構わないことを伝えておこう

私の場合、以下のように説明することが多い。

この[JP]Tutorial worldはご覧の通り、壁にVRChatの操作方法が細かく説明されているのですが、ご自身のペースでゆっくりご覧になりたいですか?それとも、私でよければ、要点だけかいつまんで説明することもできますが、どちらが良いですかね?

(案内を希望する場合)

では、今からご説明しようと思うのですが、要点だけでも丁寧に説明すると45分から60分くらいかかります。最低限のことだけであれば30分くらいに短縮できますが、どちらがいいですか?

(時間は大丈夫と言われた場合)

それでは、丁寧に説明しますが、途中で疲れてきたり、VR酔いしたり、他のことがしたくなったらいつでも遠慮なく言ってください。

あと、途中で回線の問題で何も言わずに私がいなくなったりすることがあるかもしれませんが、そのときはすぐに入り直すので、その場で待機して貰えれば大丈夫です。

では、案内を始めます。あ、案内のなかで分からないこととか聞きたいことがあれば遠慮なく聞いてください!

なお、Quest単機で遊んでる方は、充電切れにならないよう、できれば充電器を差しながらプレイして貰うようにお願いしよう。環境的に無理そうであれば、充電が持つ限りで説明すれば問題ない。

Settings

Settingsの説明は、以下のような手順で行っている。

・メニューを開いてもらう(JPTに来れている時点でメニューは開けるようになっているはず)。この小さい正方形のメニューのことをLaunch Padと呼ぶことを覚えてもらう。

・右下の歯車の画面からSettingsを呼び出し、Settings画面右上の電源マークの横の四角に斜めの矢印が出ている拡張マークを押してもらう(ちなみに、歯車を二回押しでも詳細設定の画面は呼び出せる)。

・大きな画面が出てきたら、まずPCユーザーの場合、左側のタブのAudio & VoiceからMic BehaviorのToggle Micにチェックを入れる。これでVキーを押すごとにミュートのon/offが切り替えられるようになる。

・左側のタブのComfort & Safetyから、Personal Spaceのチェックを外し、Allow Untrusted URLsにチェックを入れてもらう。自分はShow Community Labsのチェックも入れて貰っているが、やらなくてもいい。

・また左側のタブからAccessibilityを選択し、chatboxのLocal Chatbox Visibilityを一番左のeveryoneにすることをおすすめしている。

・他にもいろいろな設定があるが、あとはお好みでという感じなので、時間のあるときに自分で壁を読んでもらうように伝える。

フレンド申請

次にフレンド申請の仕方について説明する。

ここでは、実際に自分にフレンド申請を送ってもらう。また、3人以上いる場合は、他の人からフレンド申請を受け取ったときの通知の見方を確認する。二人だけの場合、最初のフレンド申請は拒否して、自分からフレンド申請を送り直すのもアリ。

ここで重要なのは、フレンド申請は気軽に送っていいが、変な人とはフレンドにならないほうがいいと伝えること。例えば次のように説明している。

このフレンド申請ですが、気軽に送ってもらって大丈夫です。ただし、変な人とフレンドになることはやめておいたほうがいいと思います。というのも変な人とフレンドになった場合、自分が他のフレンドと遊んでいるときに、その変なフレンドが入ってこれるようになるので、自分のフレンドさんに嫌な思いをさせることになりかねないからです。なので、少なくともフレンド申請を送るのは、少し話して「この人いい人そうだな」、「この人と仲良くなりたいな」と思った人に限定したほうがいいです。

実際、僕とかたまにフレンド申請が来ても、「すみません、まだあなたのことをよく知らないので、また次会ってお互いのことを理解してからフレンドになりましょう」とか言って断っています。

こんな感じで、フレンドになりたくない人とはフレンドにならなくても全然大丈夫です。

Social

Socialの説明は、以下の手順でやる。

・Socialで説明するのは、フレンドになった人と遊ぶ方法であると伝える。

・Launch Padを開いてSocialを開いてもらう。左側のタブのOnline Friendsを開くと、現在VRChat上でオンラインになっている人が一覧表示される。Friend Locationsを開くと、現在VRChat上でオンラインになっている人がどのワールドにいるのかが一覧表示されると伝える。

・オンラインになっているフレンドを選択して、Joinを押すとそのフレンドの元に自分が移動し、Send Inviteを押すと相手に自分のワールドに来てもらうことができると説明する。Send Inviteは、相手に拒否権があることを説明し、相手が来れなくても気にしなくていいと伝える。

・JoinとInviteの説明をした後、Statusの説明をする。Socialの左上に緑色の丸とOnlineと書かれてある部分を押してもらう。そのあとの説明は以下のようにやっている。

Statusを押すと、目の前に上から青、緑、オレンジ、赤の丸が出て来ると思います。これらは、簡単に言えば、VRChatにおける遊びたい度を表わしています。青は「めっちゃ遊びたい!誰でもウェルカム」で、緑は「通常状態。普通にフレンドさんと遊んだりお話したい」という状態です。この二つの状態にしているときは、フレンドから自分がどのワールドにいるのかが確認できます。ただし、その下のオレンジと赤にした場合、自分がどのワールドにいるのかフレンドにも見えなくなります。ただし、オレンジの人には「Request Invite」というのを送れば、相手に自分が遊びたいと思っていることを伝えることができます。赤の場合は、そうした通知も届かなくなります。なので、遊ぶ人を制限したいときはオレンジ、一人になりたいときや予め約束していた人としか遊べない場合は赤にするなど、使い分けて貰えればいいかなと思います。ただ、最初の時期はいろんなフレンドさんと遊んでいったほうがいいと思うので、緑か青にしておくことをおすすめします。

・またSocialの説明の後で、プロフィールの説明もしておく。bioに短くていいから何か書いておくと、話のきっかけになると説明する。LanguagesやLinksも必要があれば、設定することをおすすめする。

アバターの説明

自分のなりたい姿になれるというのはVRChatの醍醐味の一つだと思うので、アバターの説明は結構大事だとは思っている。ただ、説明には時間をかけなくていいと思う。

まず、VRChatにおけるアバターの変更の仕方は大きく3種類あると説明する。一つ目はワールドに設置されているアバターペデスタルに触れることと、もう一つは他の人のアバターをコピーして使うことである。

→ここで、適当なパブリックのアバターをクローンしてもらう。自分はラスクちゃんのサンプルアバターを使うことが多いが、その際は念のため女の子のアバターを着ることに抵抗がないか聞いたうえで、クローンしてもらっている。

アバターをクローンしたあとに、Favoriteの仕方を教える。

・その後、最後のアバターの入手方法として、boothなどで購入したアバターをUnityというソフトを使ってアップロードする方法があることを教える。実際に、自分でアップロードしたアバターがある場合、それを見せるのが早いだろう。Questユーザーの場合は、ここでShow Avatarの仕方を説明する。

・最後にアバタークローンの注意点として、本来Boothで購入した人しか使えないアバターが使えるようになっていたり、マンガやアニメの版権キャラクターなどが出回っていたりするが、そうしたアバターは使わないほうがいいと説明する。ただし、必要以上に怖がる必要はなく、アバターをクローンする前に、アバター使用者に「そのアバタークローンしてもいいですか?」と一声かければ大丈夫だとフォローを入れておく。

グローバルとローカル

グローバルとローカルの説明は簡単でよいが、一応全部説明した場合の説明手順を以下に書く。

・白い箱と青い箱の真ん中に立ち、白い箱を持ちあげたときには初心者さんにもそれが見えているが、青い箱を持ちあげたときにはそれが反映されていないことを確認してもらう。このように、全員に反映される設定がグローバルで、自分にしか反映されないのがローカルであるという。

・時間があれば、横にあるローカルのミラーを出してもらい、そのミラーが自分にしか見えてないことを説明する。ミラーがローカルであるメリットは、ミラーは多くのアバターが映り込むと重たくなるが、重たいと思って自分がミラーを消したとき、グローバルの設定だったら、他のユーザーのミラーまで消えてしまうと言えば大体伝わる。

ワールド

ワールドの説明は細かいところを挙げればキリがないので、使える時間に応じて適宜省略する。そのあとワールド巡りをするのであれば、そのときに必要に応じて説明をしてもいいと思う。

なんなら、今この記事を書きながら、ワールドの説明は他の説明が全部終わった後に回してもいいのかな、とも思い始めた。

一応これまで自分がやってきた説明の流れを説明する。

・Launch PadからWorldsを選択。まずは、左上のCurrent Worldを選択して貰う。そこには現在自分たちがいるワールドの詳細情報が載っていると説明する。

・ワールドの詳細情報の画面で最初に見るのは、「#00000-Public」の部分。VRChatでは、同じワールドであっても同時に複数の部屋(インスタンス)が建っていることがあると説明し、この「#00000」は部屋番号、「Public」は部屋の種類だと説明する。そして、ワールドの詳細画面の右側にある「Instances」に異なるインスタンスが表示されることを説明する。同じワールドでも、インスタンスが異なれば中にいる人は違うため、フレンドと待ち合わせるときは注意が必要であると説明する。

・また、ワールドの詳細情報のActionsにある、「Add To Favoorites」をすれば、アバターと同じようにワールドをお気に入り登録することができると説明する。さらに、New Instanceを押せば、自分で新しい部屋(インスタンス)を建てることができると説明する。

→このインスタンスの種類については大きく3種類に分けて説明する。まず、「Public」は誰でも出入りができるインスタンスで、「Friends+」や「Friends」はフレンドであれば自由に出入りできるインスタンス、「Invite+」や「Invite」は自分が招待した人しか出入りできないインスタンスだと説明する。また、「Invite+」とか「Invite」でインスタンスを開くと、他のフレンドから自分がどのワールドにいるのかが表示されないと説明する。

→最初は、交友関係を広げるために「Friend+」で開くことをおすすめする。

・Worldsの画面に戻って、My Worldのタブを開いてもらい、お気に入り登録したワールドがどこに表示されるのかや、「Recentrly Visited」で自分が直近で訪れたワールドの履歴が見れることを説明する。

荒らし対策

・VRChatの世界にも荒らし行為をする人がいるので、そういう人に出会ったときの対処法を説明する。

・まず巨大なアバターで視界を塞ぐ人や、グロテスクな見た目をしているアバターに遭遇し、嫌だなぁと思ったとき、そのアバターを非表示にして、無害化できると説明する。やり方は、フレンド申請を送ったときと同じ要領で、対象を選択し、Avatar Displayの目に斜線が入っているアイコンを押せばいいと説明する。

・次にうるさい人や暴言を吐いてくる人に対する対処法として、対象の音声をミュートにする方法があると伝える。しかし、ミュートにすると、自分がミュートにしていることが相手に伝わってしまうため、音量を下げるほうがいいと説明する。この方法を使えば、音量を最大150%まで上げることができるので、声が小さい人に対して有効であることも伝える。

(ここまでの説明は実際にその場でやってもらってもいいが、次のユーザーのブロックについては説明を聞くだけにしてもらう。)

アバターをブロックする方法もあるが、互いに声も姿も見えなくなるので、一度ブロックしてしまうと、関係の修復が難しいことを伝える

→パブリックにいる見ず知らずの人使うのは構わないけど、フレンドやフレンドのフレンドに対して、気軽にブロックすることはあまりおすすめしない。

・Safe Modeについては、自分のフレンド以外の声とアバターを非表示にする機能であることを説明する。起動の仕方と解除の仕方を説明する。人数が多いインスタンスで、軽量化するために使うこともできると説明する。

・これまで色々荒らしの対処法について説明してきたが、一番の荒らし対策は、荒らしに出会ったら速やかにその場を離れることであると説明する

Safety

・Shield Levelは初期設定のNormalでOKなので、とくに触れる必要はない(時間に余裕があるときに念のため確認するくらい?)。

・ユーザーランクの説明は、軽くでいい。ユーザーランクとはVRChatをどれくらい遊んでいるかの指標で、プレイ時間が増えたり、フレンドを増やしたり、沢山のワールドを訪れればランクアップすると説明する。

アバターをアップロードしたい場合は、New userにランクアップしなければならないことを説明する。このとき、アカウント名の末尾に4桁の英数字が割り振られている人は、steamのアカウントでVRChatを遊んでいるが、それだとユーザーランクが上がりにくいことを説明する。もしアバターのアップロードに興味があるなら、アカウントの統合をおすすめする(手順については自分で調べてもらう)。

・他の人のユーザーランクの確認の仕方は、メニューを開いた状態でユーザーネームの上を見ればいいと伝える。

おすすめワールド

・時間のあるときに行ってみるように伝える。クエストとびらやウシオポート、Avatar Museumなどは、時間があれば一緒に行ってあげてもいいかも。

カメラ

・相手がVRであれば一番難しいパートであることを伝える。

・デスクトップの場合、F12でスクショを撮ることもできると伝える。

・まず、メニューからカメラを出してもらう。VRの場合、片手で持って人差し指のトリガーを押せばシャッターを押せることを知ってもらう。

・他のカメラの操作は、手に持っている方とは逆の手から出ている青いビームを当てて操作することを伝える。このビームを出すためにいくつかコツがある。

①カメラを持っている手とビームを出す手は距離を離したほうがいい。

②カメラの枠の外で、ビームを出す手のトリガーを引き、再びカメラに手を戻すと、ビームが出るようになる。

③カメラを持ちながら、カメラを持っている方の手でメニューを出し、そのメニュー越しにカメラにビームが当たるようにした状態で、メニューだけ閉じるとカメラにビームが残る。

ただし、最初はコツを伝えても上手くいかないのが普通なので、操作できるまでゆっくり待ってあげよう

・教える操作は、内カメと外カメの切り替え、「Anchor」の「ワールド固定」と「Default」、5秒タイマーくらいでいい。ワールド固定は、三脚でカメラを固定するイメージと言えば伝わりやすい。

写真撮影

・カメラの操作が分かったら、いよいよ写真撮影。案内した初心者を真ん中にして写真を撮ってもらう。

・撮った写真は、PCVR、デスクトップであれば「ピクチャ」に自動でフォルダが出来ていること、Quest単機であれば、スマホのアプリをインストールし、同期させることでスマホに写真を取り込めることを説明する。

・撮影スタジオの入り口に戻り、「#VRChat始めました」で撮った写真とともにTwitterでツイートすると、2桁、3桁いいねが来ると説明する。このとき、VRChat用のTwitterアカウントを作っておくと、VRChatで出会った人と交流できるメリットがあると説明する。ただし、Twitterを作ることも、「#VRChat始めました」で呟くことも、任意なので、やらなくてもいいことは忘れずに伝える。

・最後に全体を通して分からないところや気になることがないか確認して終了。

案内終了

・案内が一段落したら、この後時間があるかどうか聞く。時間がない場合は、ログアウトの仕方を教えてお別れする。

・時間がある場合は、いくつかおすすめのワールドを紹介する。

・私は、クエストトビラ→(Avatar Museum)→綺麗なワールド→遊べるワールド→楽しいワールドの順番でワールド巡りすることが多い。初心者さんがVRであれば、VRならではの体験ができるワールドが良さそう。

・クエストトビラでは、おすすめの集会場とAvatar Museumの紹介をする。また、イベントカレンダーの紹介と、イベントへの参加方法も説明する。

初心者案内の心構え

・最後に、私が初心者案内をする際に心掛けている点をいくつか述べる。これらは単に私が気をつけていることでもあるので、他の人も必ずしも守るべきだと思っているわけではない。

・まず、初心者案内の目的は、VRChatを始めたばかりの初心者さんに「VRChatって楽しいな」と思って貰うことなので、説明をすることが目的ではないということ。初心者さんが退屈しているのに、無理に最後まで説明を聞いてもらう必要はないし、場合によっては説明を切り上げてワールド巡りを先にしてしまってもいい。

・また、「説明するのは自分じゃなくてもいい」というのも大事だと思う。他の人がやってくれるなら他の人に任せてしまえばいい。

案内中は、初心者さんを最優先にすること。また途中で他の初心者さんが来たとしても、原則最初に案内していた初心者を優先すること。

・初心者さんが説明をすぐに呑み込めなかったり、同じことを何回聞いてきたりしても、焦ったりいらいらしないこと。初心者案内をする人が初心者さんに悪印象を与えてしまえば、初心者さんは二度とVRChatをしたいとは思わないだろう。

・変な人が絡んできた場合は、毅然と対応すること。初心者さんを守ろう。場合によっては、「Friends+」でインスタンスを建て直してもいい。

・初心者さんが、自分や他のユーザーに迷惑行為をしてしまったときは、やんわり注意しよう。VRChatはゲームではあるが、相手に生身の人間がいることを説明すれば、迷惑行為を控えてくれるはず。改善されない場合は、強めに注意してもいい。

・VRChatのネガティブな側面はあまり触れない。どちらかといえば、VRChatの楽しい部分を知ってもらえるようにする。

・初心者案内をした初心者さんが、今後もVRChatを続けるとは限らない。この辺はVRChatが肌に合う合わないの問題なので、気にしないこと。

・初心者案内した人に対して、自分からあまり会いにいかないようにすること。特に、自分が初心者を囲い込んでしまわないように注意すること。ただし、向こうからはいつでもJoinしていいよと伝えておく。